最近体がバドミントンを思い出してきまして、というのも、中学時代やっとったんです。
で、去年は水中ウォーキングがマイ・ブームだったんですが、プールのある体育館ではバドミントンをやってたりして、やりたいな~、なんて思いながらもう一年もたっちゃいました。
その間、キャンプ場でやってみたりもしたものの、やっぱ、体育館でっせ、バドミントンは。
ちなみに、バトミントンでなくて、バドミントンです。
しかしながら、我々の世代と致しましては、バドミントンといえば、卓球と並んで(良く言っても)マイナー・スポーツのイメージがあったわけですが、僕も本当はバレーボールに入部希望でした。
1982年の世界選手権4位、それから、来る1984ロサンゼルスオリムピックに向けて、我が家ではバレーボールが盛り上がっており、TVでも好んでバレーボール中継を見ておったんです。
では、なぜバドミントンか。
我が中学は女子バレーはなかなか強かったのですが、男子バレー部は前年に出来たばかり。
しかも、体育館の使用権がなかったのであります!
この辺り、現在の「手を繋いでゴールイン」的価値観では計り知れないものかと思いますが、強い部、伝統ある部こそが大手を振って歩く弱肉強食の世界であります(あと、顧問の先生の声の大きさとか)。
でも、男子バレーは外のコート。
・・・バレーは体育館でしょう、やっぱり。
靴をキュッキュいわせてコートを駆ける青春のイメージ・・・と言うか少年の思い込みと、現実とのギャップは余りにも大きく、あ~、どうしようかな~と迷いつつ、取り合えず、体育館でも行ってみるべか・・・、と思って覗いてみたら、其処で繰り広げられてた光景はこんな感じ↓
いやいや、上の動画は世界ランク2位対4位なんで、中学校で繰り広げられるわけはないのですが、それまで、バドミントンをやってるとこなんて見たことなかったので、結構な衝撃ではあったわけです。
たしか、その時見た光景は、顧問の先生と、その年の福島県チャンピオンとなる先輩がゲーム形式で練習してた記憶。
そして、何だか部員もたくさんいるぞ、と。
コートに入ってない部員もビシッと立ってて、大声でなにやら叫んでるわけです。
当時はそんな言葉知りもしませんでしたが、体育会系 まさにこれであります。
で、卒業生の姉に訊いてみますと、その中学校の中では1,2の実績のある強い部だということで、初めて試合を見たインパクトも手伝って、一ちょ、入部してみますか…と。
いや~、なかなかハードでした。
取りあえずはお決まりの体力づくり、素振り、シャトル拾い、声だし等でみっちり。
長期休暇の練習は、運動着が汗で重くなるので外に絞りに行くことも度々。
顧問の先生は、生活指導のヘッド的存在でもあり、やたらコワモテ&時に教育的指導という名の痛いヤツも繰り出され…そうそう、元旦には神社の石段登り降りです。
…と言うトレーニングの甲斐ありまして、僕らの3年生の時には団体戦で3年連続県大会優勝を遂げることが出来、僕も東北大会の舞台に、男子シングルス福島県代表の一人として、足跡を残すことが出来たのであります(一回戦負け)…。
と書くと、自慢っぽいですけど、実は僕の東北大会進出は、どこかの誰かの病欠で繰り上がりなんす。
タハハ…。
団体戦も第二シングルと言うヤツでして、第一シングルス、第一ダブルス、第2ダブルス、で、第2シングルという序列ですから、実力的には6番手。
且つ、団体戦は最初の三組の試合のうち2勝した方が勝ち、と言うシステムでしたから、第一シングルの○口が出場不能な場合に試合に挑むわけで、実質的には補欠ですわ。
個人戦も奮わなかったですしね。
大体、そういった序列は新人戦のときに出来て、大きな変動もなく3年が過ぎるわけですが、二年の中盤辺りから、これは上位5名に入るのは無理っぽいぞと木村も察知しました。
ならば、一発逆転をかけて、裏技を編み出そうと、新たな技の開発に着手したんです。
股下レシーブ、とか、ちょっと、言葉で表現できない技の探求に励んでいたのですが…、
あった!
もしやと思って、ユーチューブ探してみたら↓
やっぱ、こういう方向に走る人間は必ずおると。
この中の、4種類くらいの技を開発していたんですが、58秒位にやってる技を実戦配備の方向で重点的にやってました。
ネット際の攻防から、大きく後ろに飛ばされて、追いつかない!と思いきや後ろ向きのままで地面スレスレから相手の逆サイドへドライブで、イン!
みたいな。
…なんです…が、なんせ、先生が怖いじゃないですか。
目を盗んで練習するわけです。
まぁ、全ての技のクオリティが実戦に使えるレベルまでに到達せず3年目も終わりました。
まぁ、今思えば、裏技系は少なからず無駄な動きを含みますので、正攻法で行ったほうがロスがないんですけどね。
つうか、よしんば、実戦配備できるクオリティになっていたとしても、繰り出した瞬間ボコボコにされていたでしょう。
で、おっさんとなった今、件のキャンプ時などにやってみましても、やっぱ体が動きを覚えとるんです。
正直、試合やるほどの体力は望むべくもないのですが、久々に体育館でやってみたいな~、と思う今日この頃ですが、
あ~~~!
バドミントンはスナップが大事!
打楽器もスナップが大事!
20年以上のときを越えて役立ってるかも~。
オグシオ!―小椋久美子&潮田玲子パーフェクトブック (財)日本バトミントン協会公認 (B・B MOOK 522 スポーツシリーズ NO. 396)