昨日のエントリにて、半ば思いつきで、これからの記事掲載予定を書いたところ、コメント欄よりリクエストを頂いたのがこのタイトルであったので、今日はこのお話を一つ。
これは私の良く使う回想録でありまして、東北の片田舎の少年の青春の一ページであります。
私が目指している、「へ~」も「ほ~」ありません。
タイトルは、なんとなく何かを匂わす様な書き方ですが、ブログのタイトルとは大体そんなものですので、一つ、ご了承ください。
さてさて、時は中学生の頃でございます。
私は一人の転入生に恋を致しました。
彼女は透き通るような白い肌と、染めているわけではなく、生まれつきの金髪交じりの淡い色をした長い髪を、ポニー・テール(時代であります)にした、イカシた娘であります。
当時は「3年B組・金八先生」第二シリーズ(1980~)で、加藤君が学校を占拠し、シュプレヒ・コールの波が通り過ぎた、校内暴力の全盛期からちょっと月日の経った時分でありました。
それゆえ、金髪混じりの彼女は、予想通りこわ~い方々に目を付けられていたわけですが、そんなプレッシャーを華麗なるサイド・ステップでかわしていく、スカシた娘であります。
一年にもわたる、求愛波状攻撃により、何とか交際にまで漕ぎつくことができ、一喜一憂しながら中学生活が終わり、高校進学。
しかし、彼女との交際には一つ問題がありました。
よそから彼女に言い寄ってくるケースが後を絶たないのであります。
しかし、彼氏がいると言うことを告げれば、普通に諦める男子が殆どであったのでありますが、現在で言う、ストーカーのような男子(以下:横槍君)が現れました。
横槍君は中・高と私と同じ学校の、一学年上の先輩でありましたから、端から私をなめてかかっていた公算が高く、また、高校は彼女と別々であったので、横槍君の神出鬼没のゲリラ・下校待ち伏せ作戦を阻止するのも、ことごとく前線を捉え損ねる有様でありました。
しかし、最終的に、彼女を旅行に誘うと言う暴挙に出た横槍君に対して、私の取った行動は・・・
巌流島(近所の空き地)決戦(当時タイマンといわれた一対一の決闘)であります。
晩秋の風すさぶ午後20:00、横槍君は本当に一人で現れるのか・・・。
そんな不安と戦いながら、「男には負けると分かっていても行かなくてはならない時がある」と、週末の映画の建さんよろしく現場へ到着。
さすがに下級生に売られた(いや横槍君が売ってたんですが)喧嘩、一人で現れる横槍。
二言三言の口論の末、繰り出され・交わされる拳の数々、飛び散る血反吐・・・・と言うのはうそで、こういうことは大抵1・2発で勝敗が決まってしまうのではないでしょうか。
運良く私の一発目が横槍君のチンを捕らえ、横槍君、あえなく戦意喪失。
勝利を決定付けるための後発打を連発するも、敗戦処理中の横槍君の亀ガードにより、有効打無し。
そして、攻め疲れた私の隙を狙って、横槍君逃走。・・・速い。
そういえば、陸上部だったね、あんた。
残されたのは、手の甲を腫らした私と、彼の乗り捨てた自転車。
・・・勝敗の行方もはっきりせず、最後の啖呵を切るタイミングも失った私が、川に彼の自転車を投げこんだのは、16の夜のことでありました。
追:後日、上級生グループに手厚いお礼を頂きました。
追の追:身から出た錆の駄ブログで失礼しました。それでも、赤っ恥をかきながらでも、更新は続けるのです。
「男には負けると分かっていても行かなくてはならない時がある」
のであります。
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タイトルに釣られて読んでしまった(笑)
現在のキムが出来上がるまでのブユウデン♪、
これからも期待してます!
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甘酸っぱいお話だったのですね~。
「金八先生」の“不良少女白書”がBGMで読みました(ちょっとちゃうけど(^▽^;))
校内暴力の嵐の中の中学生活も、
バブリーな大学生活も、
ほんと微妙にずれている、ただ生徒数だけが多かった無気力世代も(わたくしもなので許せぃ)、「たまにはガツンとやれる」ときもあるねんで、ということで。
どんどんハジケテキタぶろぐに期待してます!
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>tamaちゃん
お久しぶりです。
いや~、お恥ずかしい。
やはりタイトルですか。微妙に何かありそうなタイトルがいいのかな~、やっぱり。
詩的表現はできないので、つらつらやってますが、たまに遊びに来てね。因みに「♪」は「おんぷ」と入力するのかな~、みんな。
>禰子 さん
なんで、そんなBGMが・・・。あ、頭の中で鳴らしたと言うことか。
持ってはったら更にびっくりですが。
つうか、これで良かったのかな~。
「はじけてきた」というより、自暴自棄・ブログと言うのがふさわしいような気もするのでありますが。
それでも、リクエスタ~からレスがあったので、ひとまず安堵の私であります。
いつも有難うね。