「うつくしま・福島」を再び。

「うつくしま、ふくしま」
大学初年(?)の帰省の際、JRのポスターで初めて見たときは、「おいおい、ダジャレ?」と思ったものですが、その後20年近くを経たこのキャッチコピーは、長年月の中で、福島県に縁のある人たちに慣れ親しまれてきただろうし、僕もその一人。

しかしきっと、このキャッチコピーはこれからもっと人々の心を繋いでいくと思うのです。

このところ、原発に関してばかり書いてきました。
情報が不透明であることなど。

余震はまだまだ群発しているし、又、大きいのが来るという予測も発表されています。
それから子供の年間被曝量の限度について引き上げるという国の方針に憤ったり、「風評」と「本当に危険」の境界線をどこに引くのか、とか、もっともっと。
問題は人の数ほどもあるように思えます。

しかし、ところが、今この時も、原発内で必死の作業をしてくださっている方がおられ、懸命に日々の営みを取り戻そうとしている方がおられる。
一つ前のエントリと重複になりますが、その視点があるのかどうか。
やはり、それが重要だと思うのです。

そういう意味で言うと、今まで何度も引いてきましたが、武田氏の今朝の著述にはその眼差しがあると思います。
その名も、「クリーン福島」・大作戦

「引用はご自由に」ということなので、最後の段だけ引用します。

<引用はじめ>まず福島が日本の先頭に立って放射性物質を除いてクリーンになることです。学校の校庭も、校舎もどんどん「除洗」していけば、子供の被曝量も減り、田畑も再び使えるようになります。
菅首相は「福島の土地は数10年使えない」と言ったそうですが、そのように後ろ向きになることなく、前向きに放射性物質を直ちに取る作業を開始することを勧めます。
<引用終わり>

…と思ったら、こんなニュースが。

東日本大震災:復興構想会議 原発除外に異論が噴出
全国民の英知を結集する」として菅直人首相が発足させた東日本大震災復興構想会議(議長・五百旗頭真防衛大学校長)の議論が14日始まった。6月末をめどに第1次提言をまとめることを確認したが、首相が議論の対象から原発問題を外すよう指示したのに対し哲学者の梅原猛特別顧問らから異論が噴出。震災発生後の本部・会議の乱立や政治主導の政権運営に疑念を呈する発言も相次ぎ、復興構想の具体化に不安を残すスタートとなった。毎日.jp
強調は木村。

(ところで、テレビのニュース2本で、この会議で菅首相が「創造的な復興を」と言ったこと(まぁ、これもボンヤリしておりますが)については触れていたが、上記の内容には触れてませんでした。意図的にか?まぁ、それは置いといて…)

はぁ~、おっさんにはホトホト呆れましたわ。
&梅原さん、有難うございます。

うつくしま・ふくしま クリーン大作戦

おっさん抜きで、頑張りましょう!


Pass the pulse!

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