ラブ・レター・フロム・カリフォルニア。

今、恋してる? ブログネタ:今、恋してる? 参加中

本文はここから:
*注・自己満ネタです

Gon Bops(ゴン・ボップス)という楽器メーカーがありまして、僕が初めて買ったコンガもコレです。
コンガは口径によって音の高低が違い、それを組み合わせて演奏したりします。
なので、僕は一番小さいやつと、大きいやつを買いました。

その後、LPと言うメーカーのものも3本そろえてみたり、最近ではパールの白いファイバー製のものも買ってみたりもしましたが、最終的にはゴンボップスのしか残ってません。

ちなみに、このメーカーは一度倒産してます。

何の情報か忘れましたが、会社がやばいと聞いたので、あわてて3本目を買いました。
何でかと言うと、ゴンボップスは一つのモデルに対して、サイズが7個だか在ったんです。
普通のメーカーは3個か4個(というのは、小(キント)、中(コンガ)、大(トゥンバ)の組み合わせ、或いは、小+大とか、中+大で、他の楽器に合わせることがほとんどだからです)。

では、「3個か4個」の、「4個」目はというと、サイズで言うと極小、つまりピッチ(音高)が高く、と言うかギンギンに高くしてソロをするために使われるような楽器、というわけです。

ところが、ゴンボップスは7サイズ。
しかもややこしいことに、各サイズの識別に、キントのQ、コンガのC、トゥンバのTが使われており、それにLとかを重ねて、間を埋めるナンバリングをしてたんですね。

ドラマー出身でない僕は、打面の口径に対しての感覚が一切なく、キントとかトゥンバとかの言葉に惑わされて、最初に買ったのがQTが刻印されたもの。
店員さんも「キントとトゥンバ」って言ってたし・・・。

あちゃ~、これサイズおかしいで、と分かるのは一年後に師匠と出会ってからで、その時は店員さんを恨んだりもしましたが、これはあながち店員さんのせいではないかも・・・と思い出してます。

と言うのも、このゴンボップス、年毎に日本に入ってくるサイズにバラつきがあったのです。
7サイズのときも在れば、3サイズしか入ってない年も在る。

しかも、その3サイズしか入ってないときには、極小・中・大 で入ってきてる・・・(小・中・大を入れるべき!)。
つまり、問屋さんもQ・C・Lと言う表記に惑わされていた時期があった模様。
いわんや店員さんをや・・・かも。

ま、横にインチが記載されてるんで、この辺の真偽は闇の中ですが・・・。

そんな訳で、極小と大しか持っていなかった僕ですが、頑張って取りあえず「小・キント」サイズをゲット。
これも、ICLと、コンガのCが入っててヤヤコシす。

と思ったら、程なくゴンボップス倒産!

中サイズが手に入らない状態になり、僕のゴンボップスは永遠に歯抜けサイズのままか・・・それでは!と、LPを3本そろえたのであります。

そして月日は流れ・・・関東のki○ikoさんとの運命的な出会いにより、中サイズが私の元に!
ついに、小・中・大、それからソロ用の極小と、理想的な4サイズが揃ったわけですが、これには、実に10年を要しました。

ところで、ゴンボップスの何が気に入ってるのか・・・、

これは、無骨かつ微妙にダサいデザインと、たまにヘコタレそうになるその重さ(なので、オーク素材のモデルと言うことも関係在るかも)にあります。
つまり、とにかく頑丈そうなその作りは、叩くというよりはどつくシバキあげる方が楽器が喜ぶんでないの?と言う感じ。

年々繊細さを兼ね備えつつあると、自分で評判の僕ですが、やっぱり、ズドンとやるのが性に合ってます。
痛いのがいいんです。
って言うか、もう痛くありません。

で、このゴンボップスが復活してるのをインターネット上に発見したのですが、なんか、赤や黄色やファイヤーパターンやらのボディで、旧ゴンボップスとは似ても似つかぬ外観だったんです。
う~む、保存した画像はPCクラッシュ時に消滅しました。

あ!

そういや、そん時会社にメールしたの思い出した!
ちょっと探してきます・・・。

あった!

日付は Mon, 31 Jan 2005 00:19:14 +0900 (JST)!

hello!i’m a japanese gon bops conga drums user.i’ve ever
been thougt ,your company would stop producing
instruments. but today,i found your company’s sweb
site!and i was very very excited!! i’m looking for
icl-4425 every day! and i want more infomation of your
products,their prices,and how could i buy the instruments.
so,please give me more infomation about your company’s
nowadays.

sory for my broken english.bye!

kazuto kimura osaka,japan

社交辞令をかましつつも、

こんなんじゃなくて、もっと他のは無いんか?

と言うのがその心ですね。

 アホですね~。
よくよく考えれば、元の職人さんはティンバというメーカーに行ったとか、それを作ったたとか。
同じようなものは作ってないのは、サイトのラインナップを見ても明らかなのに・・・。

一応返事ももらいましたが、これは、消してしまったみたいです。

そのうち、日本でも手に入ると思うから、まぁ、待て。
シー・ユー!

といった内容だったかと。

・・・それからしばらくは、日本国内で意中の楽器を探していたのですが、久々にそのサイトを見てみましたら、ラインナップががらりと変わってました
このアクーニャモデルなんかは、旧ゴンのシェイプそのもの。

そういや、ティンバがつぶれたと言う話も聞きましたが、ひょっとして職人さん出戻った?
なんて勘ぐってみたりして。
でも、いつからラインが変わったのかは不明なのでなんともいえませんが。

ん?
してみると、復活直後の派手派手ゴン・ボップスは、今やかなりレアなんでは・・・。

・・・と、非常に長かったですがここまでが前置き

ところで、というものがあるとすれば、僕は楽器縁はあまりよろしくないです。

こんな音欲しい!

と思って悩んだ末に注文したら廃盤になってたとか言うことも、2度、3度。
だいたい、ゴンボップスをそろえるのに10年以上かかってるわけで。

つい最近も、スルド(サンバで使う大きな太鼓)を2回連続で手に入れ損ねました。
ヤフオクですが・・・。

あ~あ、と思っているうちに、車のタイヤが4本全て換え時な事に気づき、ほぼ同時に自動車税の通知。
完全自転車操業の私は逆にスルドを買い逃したのは天の采配だったのかも知れん、と胸をなでおろしたのでした。

そんなとき、海外のオークションにこんな楽器が出品されていると教えて頂きました。↓

木村和人、パパ木村、或いは、キムキムと呼ばれる男。

キューバのサンテリアと言う宗教儀礼で使われる、バタという楽器を旧ゴンボップスで作ったもの。
これも、サイズ・名前ともにおかしな具合で販売されていたようで、らしいと言えば、らしいのですが、このフィニッシュのお色具合は、日本には入ってきてなかったようで、しかも、僕のコンガと相似色。

欲しいっ!

欲しい・・無理・・・欲しい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

無理ッ!

眺めるだけに心を決めたのでした。

そして、来るオークション終了日。
終了する時刻には仕事中につき、出掛けに挨拶をとページを開きますと、さほど値段は上がっておりませんでしたが、まぁ、このままは終わらんやろ、と。

しかし、画像を眺めている間に、ふつふつと、悲しいやら、悔しいやらの感情が首をもたげてきて・・・悪魔ってやつがいるなら、こういう時に心に忍び込んでくるんでしょう・・・。

せめて、せめて一矢報いたい・・・。

例えこの手にすることは出来ずとも、それがこいつとの別れの挨拶よ・・・とばかりに、うらっ!とアカウントを取って、ほんの一のせ上乗せて入札。

お、最高額入札者だって。
ま、落ちることはあるまいが・・・。

さらば!
と、仕事へ向かったのでした。

取り合えず、誠意(なんの?)は見せたので、なにやらすっきりした心持ちで仕事に集中して・・・帰宅。
どのくらいの値に落ちついたんやろか・・・と思いつつも、取り合えず、メールチェックしますか・・・と受信箱を開いて・み・た・ららららららららららららららららららら「落札おめでとうございます!

落ちた!

こんなこともあるんですね。
今まで楽器縁が薄いと思われていたのを帳消しにした事件でありました。

・・・と言うのがまだ、前置き②。

本日帰宅してメールボックスを開いて見ますと、

商品発送のお知らせfromLA

フロム・L.A?

・・・・ラブレター・フロム・カリフォルニア!

追記:
最後まで、長尺の自己満足ネタにお付き合いいただき有難うございました。
こんなエントリが出来るのも、家人が全くこのブログを見ていない、この安心感と、待ち人の姿がチラッと見えた喜悦恍惚感があったからです。
そして、嬉々としてキーボードを連打し、ひと段落ついた今、ふと我に帰りますと・・・、

家人は見ずとも・・・、

ご近所様方は見ている!

という事実に思い当たりました。

もし、これを読まれましたならば、

何卒、御内密に!切にお願い申し上げます・・・。



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