今日は、谷崎寿子さんとこの発表会の音作りをしてきました。
年が明けてどどんと減った仕事は、2月に取り戻せるはずでしたが、ホール仕事も学校仕事もなくなって、あーこりゃこりゃ…な中、前向きな作業に参加できたことは有り難いです。
昨日のフレームドラムのくだりは、こちらで実用化するのです。
さて、帰宅してからは宅録探求。
レイテンシーとの闘いです。
レイテンシーいうのは、録音する際にどうしても発生する音の遅れのことです。
にわかな個人宅の機材でやるわけですので、尚更です。
自分の出した音は、オーディオインターフェイスと言う、アナログ信号をデジタルに変換する機械を通ってパソコンの録音ソフト(以下DAW)の中に入り、もっぺんオーディオインターフェイスでアナログ信号に変換されてヘッドフォンに出力されます。
それを聴きながら演奏するわけですが、↑の往復運動があるもんですから、発音してからヘッドフォンに出力されるまで、僅かに遅れて聴こえてきます。これがレイテンシー。
この値が大きいと(めっちゃ速いやまびこ状態で)、とても演奏がし辛いのです。
タン!と音をだしたら、タタン!と聴こえる…みたいな。
それを回避するために、私は所有のオーディオインターフェイスの「ダイレクトモニタリング」というのに目をつけました。
これは、オーディオインターフェイスに入りたての音を聴いちゃう…というもので、往復運動の入りっ端の音を聴いちゃえ!てことで、限りなく少ないレイテンシー。
私の環境ではほぼゼロ・レイテンシーです。
が、これが逆に仇となったようで、かなりの時間を費やして悩みました。
どうゆうことかというと、すごく録りやすい環境で音入れできてるのに、録った音を聴き直すと、録音ソフト内のメトロノーム(以下クリック)より、前に音がはいっちゃう。
これは、物差しとなるタイムラインの上に、音が波形としても視覚化されてるので、目で見てもわかります。
で、こーゆーとき、疑うべきは機械よりも、まずは、人間の「感覚」だと思っております。
なので、まずは演奏技術などを疑うわけですが、録音時のヘッドフォンの中の、クリックと自分の音の関係と、聴き返した時のそれは明らかに違っていて、かつ、視覚化された音たちは、ブレることなく整然と並んでいたので、やはり、何らかの設定をどうにかしなくては…というところに落ち着きました。
・クリックを聴きながら録った音→少しだけ速い位置
・クリックを消して↑を聴きながら録った音
→更にクリックより速い位置…しかし、その開きは等倍。
よって、DAWから聴こえてくる音に合わせて録音すると、一定時間速く録音されてしまう…と言うことのようです。
これでは、重ね録りありきの宅録では、お話になりません。
とはいえ、やはり、人間の感覚を信頼してない私は、いろんな方向で試し録りをしましたが、結局
(ほぼ)ゼロ・レイテンシーの「ダイレクトモニタリング」に問題がある
と結論づけました。
レイテンシー克服の機能として目をつけましたが、それゆえ、前述の往復運動のスタート位置で録音されてしまい、コンピュータの処理より前に音が収録されるのだろう、と。
うーん、今思えば、非常に当たり前…。
かくして、私はダイレクトモニタリングを捨て、レイテンシーを極小にして、その存在(音の往復運動による遅れ)を許容する方向へ舵を切りました。
(インターフェイスの設定を見直すように教えてくれた、マドさんと鹿野くんに感謝!)
元々言われている対策である、サンプルレートとバッファサイズの見直しです(ここは、ややこしいので詳述しません)。
ただ、これをするとパソコンにかかる負荷が大きくなると言うリスクもあります。
が、仕方ありません。
各々、中々の高負荷状態に設定したところ、なんとか許容できるレイテンシー(やまびこというよりは、音が繋がった感じ)となりました。
はたして、タイムライン上のグリッドにドンピシャで音が落ち着きました。
さて、今度は、そのレイテンシーと同居しながら、ちょっとだけ前にいったり…のリズムの肝を思ったところに収録できるのか…この工程に入っていこうと思います。
私のん↑
うわ、半導体不足か、値上がりしてますね。
ニーヴデザインのトランス積んでたり、ダイレクトモニタリング(たぶん、パソコンとの相性もある)機能があったりで、かなり高評価です。