雪の積もる前に一筆。

今日はほんと冷え込みますね。
僕はキュッと締まった寒気の中でタバコを吸うのが好きなので、外で一服やっておりますと、ハラハラと、この辺りでは第一陣と思われる雪が舞いおりててきました。

ラッキー。
その瞬間を見た。

まぁ、積もることはあるまいと思いますが、関西でも何年かに一度積もって交通機関がパニックになることがあるので、雪道の歩き方を書いてみますが、それを採用して転倒…となっても申し訳ないので、ご利用は自己責任で、ということでよろしくお願い致します。

さて、以前に「スノートレ」の記事を書いたことがありますが、
http://ameblo.jp/kazutokimura/entry-10058740041.html

雪道用のショートブーツのことなんですが、足裏にオン・オフ切り替えできる金具がついてるものがありまして、それが出だしたのが小学生の頃でしょうか、ということは、30年以上前の話になりますが、そういうものがあったと。

というか、長靴にも金具(あ、そうかオン・オフ切り替えできるスパイクといった方が分かりやすいかもしれませんね)は付いていたので、長靴よりはちょっとファッション性に優れた雪靴、と言った位置づけでしょうか。

さて、ところが、中学生になって色気づいてきますと、何故か機能性をかなぐり捨てて、普通のスニーカを履きたくなります。
僕の田舎では、通学にはデッキシューズかコンバースが流行ってたので、雪でグチャりと濡れるのもかまわず、そういった履物で、時にアイスバーンを、時に雪が溶けかけの道を、はたまた、底がアイスバーン+上層は新雪のトラップ仕立て…と言った様々な状態の雪道を闊歩していくのであります。

さぁ、となりますと、それなりの技術がいるわけで、普通の靴で雪道を歩くときの極意は何か?

これは非常にシンプル。

かかとを突き刺す

これであります。

ひとあしひとあし、かかとの一番角がある部分を、雪に突き刺して歩くわけです。

慣れない方は、「一足ごとに、かかと落としの練習をしているのか?」といった、錯覚に陥って歩きづらく感じるかも分かりませんが、すぐ慣れます。

あくまで私見ですが、TVの映像で「都会で大雪」的な映像を見ますと、前かがみでそろそろ歩いていて→転倒、といったショットが多いような気がします。
これは、まさに地に足が付いていない状態でして、ふと、気を抜いた瞬間に足をとられる可能性が大です。

原因は視線かとおもいます。
足場を注視するあまり、体のバランスが取りづらくなっているのかと。

平均台でも視線は遠くに持っていっとかないと真っすぐ歩けないのと同様、したばっかり見てるとどうしても前かがみになってしまいますよね。

なので、足下を確認するにもチラッと見るくらいにしてですね、すぐ体は起こして、なんせ踵を…

突き刺す、突き刺す、突き刺す、と。

繰り返しますが、ご利用は自己責任で。

あ~、それから、履物(?)つながりでもう一つ。

この冬はブルーザー・ブロディを何人か見かけましたが、全て若い女の子なので、別にリスペクトしてるわけでもコスプレでもないのだろう、とは思うのですが、30~50代のちょっとでもプロレスを知ってる層は、あのブーツカバーを見るたびに、

「ブロディ…」

と心の中でつぶやいているはず。

してみると、ターミナル駅やなんかの人ごみで、

「ブロディ…」

が、何十、…いや何百と、浮かんでは消えているのかと想像すると、なんとも言えない楽しい(?ちと正確ではありませんが、そういった感覚)気分になります。

誰も口には出さないけれども、大勢の人間が一つのことを連想している…。
とんでもない、ファッションアイテムです。

そして、(多分)そのような作為なしに生み出されたアイテムから想起されるほど、我々日本人の心に染み付いた、あのスーパースターの偉大さに想いを馳せるのであります。

合掌。

プロレススーパースター列伝 (10) (講談社漫画文庫)/梶原 一騎

狂乱と暴走の野獣と呼ばれたブルーザー・ブロディ。学生時代はスタン・ハンセンと共にアメフトで大活躍。卒業後プロレス界に飛び込んだハンセンと違い、ブロディは両親に反対され新聞記者の道を選ぶ。だが、失敗を重ね記者になり切れないブロディに、ハンセンはプロレス入りを勧めるのだったが……。「文明のキングコング!ブルーザー・ブロディ(1)~(14)」を収録。(amazon.の紹介文より)


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