帰りの電車です。
前回は、金魚孵化大作戦〜熱帯魚と水草の世界へ、足を踏み入れた道程を、駆け足でものしました。
「水草水槽」というジャンルに行き当たったのです。
趣味の世界は、初心者状態から、ある程度の目処がついて、やる事が簡略化された頃に、次の領域を発見する事で、深みにはまっていきます。
で、その「次の領域」における、順列組み合わせが、無数に存在するのが水草水槽であります。
…分かりづらいですね。
すなわち、pHの向き不向きとか、
老廃物を養分として消費してくれる有茎水草と、あんまりしてくれず、成長もゆっくりな陰性水草の割合と、それに見合う生体数とか、
生体数におけるスカベンジャーの割合とか、
それに加えて、フィルターの処理能力との関係とか、
適切な換水ペースとか、
照明のスペックとか、
炭酸ガスの添加量とか、
肥料の添加具合とか、
低床の種類とか、
等々…、他にもファクターはあるでしょう。
それら全ての総体の「組み合わせ」が「水質」をつくりあげます。
水質は水槽の数だけ存在する…と、言われる所以であります。
そういった事柄がわかってくると、「次の領域」、すなわち新たな探求心の向かう矛先を発見する契機となっていきます。
その頃になると、水草の種類もだいぶ分かるようになってきますが、ネットなどにはまだまだ、見たこともない水草がたくさん。
すると、その中には、大型店舗では売っていないような水草もチラホラと。
ここに至って、初めて、個人経営の熱帯魚屋さん(基本的には、熱帯魚屋さんが水草を扱っている…というスタンスが多いのです。しかし、むしろ水草寄り、とか、水草メイン、と言ったお店もあります)に行き当たります。
それから、私の場合、ADAの存在も忘れてはなりません。
この洒落た外観の器具類には、少し深めに足を踏み入れると、必ず目にするブランドですが、これが、ネット通販では手に入らない。
ゆえに、そのホームページから、取り扱い店舗を検索したりするようになります。
すると、大型ペットショップとは明らかに違う佇まいの、個人ショップがいくつもある事がわかってきました。
こうして、個人ショップのお店巡りがスタートしました。
続く。
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