スネール・イーターとして名高いトーマシーは、水草水槽には合いませんでした。
ヒラ巻貝を食いつくには至らず、水草水槽には必須のタンクメイトであるエビ類を食いまくる。
よって、水草水槽にとって最強・最適なスネール・イーターはアベニーパファであると断言します。
問題は…、冷凍アカムシを含む生き餌しか食べない…とされること。
先般の水槽崩壊を引き起こしたのが、アベニー導入の際に使用した冷凍アカムシの賞味期限が切れていたことで、それによって、アベニー含む大部分の生体を死なせてしまった事がトラウマとなり、トーマシー導入となったわけですが、死なせた事を反省しつつ、アベニーをお迎えすることとしました。
ですが、売られていたアベニーは、大体において1センチ弱の体躯につき、貝を食するまでの口の大きさを持っているのかが微妙…。
けど、買わないー売り切れー数ミリアベニー入荷…のループを脱却すべく、もっとも育っているアベニーを選んでお迎えしました。
しかし、まだ小さい。
これで水槽内に解き放っては、貝を食えるかも分からないし、冷凍アカムシを投入しても、餌取りの下手な(故にエビを襲っても食らうことが出来ないのは確認済み)アベニーパファは、動きの素早いサイヤミさんやヤマト達に横取りされるのは必至です。
なので、まずはサテライトへ。
ギリギリ1センチ。
試しに、ヒラ巻貝を投入したところ、数時間後にはたいらげていたので、貝を食べる事はできる、と。
すると、貝を殲滅した後の食餌の問題があるわけで、ピンセットからの給餌(冷凍アカムシ)に慣れさせねばなりません。
生き餌からのフンは、水草水槽にとってはトゥーマッチ→富栄養化が命取りになりますから、他の生体の隙を縫って、ピンポイントでアベニーに給餌するにはピンセット給餌が必須なのです。
餌くれダンスをすると言われますが、導入初期は、ダンスはおろか人を警戒します。
よって、早朝の空腹時をねらって、ピンセット給餌をはじめました。
導入3日目にして、空腹時なら、2本はピンセットから食うてくれるように。
しかし、ヤツの食欲はそんなもんではないはずなので、まだ慣れが足りない…。
人影をみつけたら、ダンスをするようになるまでは、そう遠くは無さそうですが、更に上の給餌が出来ないと、水草水槽で長くアベニーが暮らしてもらうにはきつい。
その心は…、人口餌の餌付け。
これについては、以前に、
・アベニーパファの人工飼料の餌付けステップ3
と言うエントリで記録しているように、成功体験があります。
問題は…成功した時の餌が製造を中止している事。
アカムシに酷似した人口餌でチャレンジします。