「おさんどん」、話はいつしか「西郷どん」へ。

家人がインフルエンザに倒れ、今日行く筈だったリハーサルはなんとか別日に振り替えてもらい、しかしこれも旧知の仲だからできること。
単発仕事の為のリハだったらそんなわけには行かないので、幸運に胸をなでおろしております。

さて、こうなりますとメインの仕事は

おさんどん

でありますな。

食事の世話。
しかしねぇ~、「おさんどん」ってよく使いますが、音でしか知らんのです私。
どんな字を書くか、などなど調べてみますわ・・・。

とりあえず、一番上に表示されたのは、はてなダイアリー

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《「どん」は接尾語》

1 台所で働く下女の通称。おさんどん

「台所にては―が器物洗う音ばかりして」〈露伴五重塔

2 台所仕事おさんどん

「―もする、お針もする」

一般的には2が主に使われる
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1・下女の通称???

ひょっとして、お絹とか、お留とかの、「さん」に、西郷どんの「どん」??
おさんさん、では言いにくいから、おさんどん?

いやいや、あながち冗談ではなくてですね、よく言われる由来としては、

「三度三度の食事の支度」

という説があるじゃないですか。
それが「下女の通称」、ということで、軽く否定されてるわけです。
つまり、この項目は、

1が語源由来で、2がその意味。
と読むべき。

では、問題の「さん」とは何のことか、というのは、以前良く見ていた「語源由来辞典」を引けば早いような気がしますが、何かあそこは引用するのもややこしいので、他のところを探しますと・・・。

仏壇やさんの女将さんのコラムにそれに関する記述を発~見!

「おさんどん」は、台所仕事や台所で働く女性の通称で、語源は「炊事をする」の和語「かしく」に使われた「爨(さん)」の字にあるといいます。これに接頭語の「お」と接尾語の「どん」がついてできた言葉だそうです。

・・・しかし、接尾語「どん」て何?
普段そんなに使ってる記憶が無い。

やはり、西郷「どん」的使い方だろうか。
しかし、あれは薩摩弁よね・・・。

ちょっと調べてみますと、
この場合のどんは、「殿」の音便で。尊敬の意を表すとのこと。

しかし、薩摩弁の接尾語「どん」が、標準語のごとく波及している「おさんどん」の「どん」となったのかどうかと言うのは、私の力では因果関係特定できませんので、甚だ尻切れではありますが、今日のところはこの辺でお開き、としたいと思いますが、西郷どん関連で面白い記述を発見。

どん=殿の変化したもの

・・・であれば、ドラマなどでよく聴く、「おいどん」という一人称単数の人称代名詞はおかしいのでは?
と言うお話。

「どん」が尊敬の意ならば、ドラマなどで西郷どんが、「おいどんは・・・」といっている時、それは「俺様は・・・」と言っているのかいな???

そんな、内容を書いておられるサイトがありましたので、興味のある方はご覧ください。

西郷隆盛は「おいどん」と言っていたのか?

三びきのやぎのがらがらどん―ノルウェーの昔話 (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)/マーシャ・ブラウン


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