わずか2畳ほどの空間がカホン工房になったりしますが、一工程ごとに物を動かして掃除したり、結構大変です。
出入り口が削り粉だらけになるので、掃除をまめにしないと出かけるときに楽器ケースが白~くなります。
ただ今5台の受注があるのですが、こうなると、
木を削った粉は尋常な量ではなく、スペース丸ごと養生しないと大変なことになります。
そう、研磨作業が一番大変です。
その次は塗装。
タッパー開けっ放しで手前のスペースで研磨します。
すると、巻き上がった削り粉が、徐々にたまるので、それを接着剤と混ぜると、木工パテにもなります。
養生シート、側面のブルーシートについた粉も結構たまります。
下に落ちた削り粉は、粗目のサンドペーパーから削り落ちたサンド(?)部分も混ざっていて面倒くさいので、掃除機に吸わせます。
粉が細かいので、掃除機のフィルターもすぐ目詰まりして悲鳴を上げます。
主にサンダーと言う電動工具を使います。
・・・ということは、塗装しなくてはなりません。
今回は研磨し切れない木材表面の細~い筋、すなわち「導管」が多めなので、全て「との粉」を入れました。
これもパテみたいなものですが、削り粉よりさらに細かい微粉末で、大田胃酸くらい細かいです。
これを水で溶くと、ムツゴロウが棲んでいる干潟の泥のようなものが出来上がるので、それを導管にすり込んでいきます。
で、乾いたら余分な分をまたビュ~ンと削りますが、粉塵ヤバし。
木の粉よりさらに細かいし。
で、いよいよ塗装なんですが、ポアーステインで2~3度塗りして、好みの色になったら、また表面を整えて、ニス塗りです。
↓ニス一回目終了時の模様です。
↑複数台を同時進行となりますと、なんせスペースが無いので、乾かすためのグッズは廃材で棚を作りました。
元楽器棚の柱です。
・・・乾かすため、と言うか、製作の全過程で、作りかけのカホンが収納されます。
ということは、研磨の時もそこにおいてあるものをとっかえひっかえやるので、塗装の前には入念なお掃除が必要です。
また、棚板用の溝がついてるので、そこも利用して、打面も一緒に乾かしちゃいます。
ニスは垂れない程度に薄く塗り重ねて「塗膜」を作って、それを水ペーパーで整えて、・・・、を何度か繰り返して、仕上げていきます。
いや~、1,2台ですと、「何かの合間に」の感覚でいけますが、5台・・・、と言うかついでに自分のも作ってるので、計6台となりますと、1工程に一日つぶすくらいの気合が必要なので、なかなか進みません。
結果、自分のは荒削り、キズ処理なし、との粉なし、着色ニスの「ぶっかけ」のみ、、という、ひどい外観に仕上がりつつあります。
たはは・・・。