インド式トイレを愛した男。

最近ブログの更新が滞っている事に関してのご指摘が増えており、気持ちも新たに取り組もうかと思いますが、やっぱり毎日書くとは限りません・・・と予防線を張り巡らしてみたりして。

さておき、先ほど見つけた小ネタ。

インドで「世界トイレ・サミット」開催、すべての人にトイレを
 インドのニューデリーで31日から、第7回世界トイレ・サミットが開催される。………. ≪続きを読む≫

今まで、二度ほどインド関連のエントリをしているのですが(唯一の海外旅行がインド-ネパールなので)、相変わらずブログ内検索が働かず、記事が何処に行ったやら分りません。

一年間何やかやと書いてきたら、何処までが喋ったことなのか、思ったことなのか、書いたことなのか、判別が付かない事がままあり、ひょっとしたら同じこと書いてるかも知れないのですが、ええい!続行。

WHOによると、全世界で推定26億人の人々がトイレのない生活をしており、そのうち半数がインドと中国ということで。

ふむふむ、しかし、この二つのお国はあまりにも広大に付き、きちんと人口を把握できていない可能性が高いので、実際はもっと増えるかもしれないですね。

インドにも公衆トイレがあるが活用されていない、とのコメントが見えますが、これはきちんとしたというか現代的なというか・・・そういう設備としてのトイレのことを言っているようですね。

私が訪れた15年前もニューデリーのマーケットの辻には囲いだけの公衆トイレはありました。

しかし、感覚的には近所の其処此処の公園のトイレとさほど違った感覚は受けませんで、もちろん「設備」としては日本の公園のトイレほどはしっかりしてないのですが、その役割は同じわけだし、活用されているようでしたし、まぁ、何の違和感も無く使えました。

ひょっとすると、「トイレの無い生活」を送っている26億人の人々の中には、我々の感覚とは違った排泄感があったりして、実は我々の考えるような「トイレ」は必要としない文化習俗もあったりするのでは無いか、なんてことも思ったりするのですが、これはあくまで憶測。

印象に残っているのは、ニューデリーからバラナシ(ベナレス)への夜行列車で迎えた夜明け、10数メートル離れた連なる小高い丘に、青年&中年のインド人男性十数人が、おしりをこちらへ向けて「」をしているのが車窓から見え、これはいったい何事かと驚いたこと。

何で老人子どもはいなかったんだろ?

あいや、「インド式・・・」のタイトルは、有名なトイレ事情、「紙がない」ことについてです。

彼の地のトイレは基本的にウンチングスタイルで、そのまま手の届く低い位置に水道とコップが備え付けてあります。それを右手で持ってつかみ、不浄とされる左手でおしりをこちょこちょ洗うわけです。

日本のウォシュレットなら水流調節によって、直に手を使うことは必要ないのですが(紙もありますし)、なんせコップの水ですから。

最初のうちはツーリストたる我々もティッシュを携帯していたものですが、そのうちそれも違うような気がして・・・、というか面倒になって、洗ったらそのままパンツをアップです。

そのうち乾くってなもんです(この感覚もインドスタイルに含まれるかは不明)。

で、一緒に行った友人はすっかりインドスタイルに魅了され、帰国してからも普通の和式便所(下宿人共用トイレ)で実践していたようです。

マイ・コップですな。

トイレでの快適さとは何か・・・。

まずは、ウォッシュレットスタイルの普及の為、彼は某大手トイレメーカーに就職しました。

その後新たな発見はありましたか?

寄生虫博士の中国トイレ旅行記/鈴木 了司


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