学生時代に「読まねば」と思って買った本が積んであります。
当時、読まねばと思って買うことは習慣になっていましたが、読むことが習慣になっていませんでした。
楽器類は使用しないものはどんどんヤフオク行きになるのですが、本だけは捨てれずに今もトイレの前で眠っています。
当時の専門に関係するものが多いので、傾向は偏っています。
今日は久々にフラメンコスタジオにお邪魔する為、電車を利用しました。
昨日のエントリでも申しましたように、少しでも運動をと思い、普段歩かないルートで遠回りしつつウォーキングも兼ねつつの移動でしたが、そこに、久々に読書の時間をねじ込んでみました。
雪隠前の棚から引っ張り出したのは
『十牛図―自己の現象学 』上田観照
です。
十牛図とは、牛(本来の自分)と、それを無くし(たと思い込み)、尋ね(探し)はじめた童の関係の中で、悟りのありうべき姿をあらわした、10枚の絵の事です。
禅宗の僧が悟りを学ぶ(禅宗的には「学ぶ」という表現は「喝~~~っ!」の対象と思われますが)為に描かれたもので、当然のことながら、現代的な意味合いにおける「自分探し」とは全く次元の違う内容を扱っております。
学生の頃は、居士でもあった指導教授のオーラにより、「悟り」という言葉を口にすることさえはばかれる状況があり、やはり現在でも、「悟り」という言葉を、言うのも書くのもどこかに圧力を感じます。
ここまで、4回も使ってしまったので、反省して眠りに付くことに致します。
読書の進行状況については、遅々として進まず、次回いつページを繰ることになるか甚だ疑問ではありますが、今回は読了したい、そう思うところであります。
ちなみに、「十牛図」でググりますと、膨大な数のサイトがヒットしてきますので(パソコンを持っていなかった学生の頃には考えられなかった状況です。最近の学生さんは便利ですね)、興味を持たれた方は試してみてください。
私なぞが解説するより早そうです。
・・・では、本日は梅田レイン・ドッグスにてお待ち申し上げます。
1/24(水)@梅田Rain dogs Shu(vo),名倉学(pf) 澤井誠(as) 藤山龍一(g) 椿原栄弘(b) 木村和人(per)
前売り2500円、当日3000円 open 18:30, start 19:30