本日は SHU SOUND UNIT のライブでした。
古い友人が来てくれたり、いろいろでしたが、緊張と弛緩の連続は、なかなかのスリリングさでありました。
私より大分若いメンバーも居りますが、皆さんいい意味で、私を掌の上に乗せて遊んでくれるのであります。お人柄も演奏も素晴らしい方達です。
そしてタイトルへと繋がって行くのですが、SHUさんのやっているラジオに出演することになり、今日はそこで かけて頂く音源を渡さなくてはいけなかったのですが忘れてしまったので、メールで送ることになっているのですが、明日送ります。というようなことは私信に近いのでこの辺にして、2曲を選んで提出するのですが、ひとつは思い出の曲、もうひとつは、昨年幾度となく聴いた曲をお渡しすることにしました。
で、その曲目については、オン・エアーなどの兼ね合いで、こちらでは明かせないという、奥歯に物が詰まった言い方になるのですが、その背景を語ることによって、本日のエントリにさせていただくということでお許しください。
その曲というのは、いわゆるMPB、という範疇に含まれる楽曲でして、(それを説明するのは怠けつつ)MPBは単純に直訳すると「ブラジルのポピュラー音楽」、その中でもかなりポップなつくりのものであります。
これを初めて聴いたのは、中学3年生か高校一年生かのころだったと思います。
当然MPBがどうのなんてーことは、一切知らず、本当に聴くようになるまでは、更に10年近い年月を要するのですが・・・。
東北の地方都市に住む多感な少年は、小学生のときに「ベスト・ヒットUSA」に出会い、徐々に洋楽を聞き始めていたのであります。
しかし、そこはそれ、田舎のお話です。
レコードはええとこ全米チャートの、うえ~のほうしか売っていません。
そして少年は、エア・チェックをしまくりました。
「エア・チェック」・・・。死語ですか?
FMを聴き、カセットに録音する行為です。
FMといっても、都会のように、ベイ・FMもなければ、802的なものもありません。
NHK FM。ワン・アンド・オンリーです。
「FM ステーション」を買っても、東北6県中、何故か我が福島県には民放がなく、見るページも・・・、
NHK FM。ワン・アンド・オンリーです。
演歌やクラシックの網目をかいくぐって、大衆音楽を聴くのです。
お気に入りは、ピーター・バラカンのやっていた番組と、「クロス・オーバー・イレブン」。
リクエストなんかもしちゃったりして・・・。
そして、流れてきたのが、件のMPBもの。
ポルトガル語の響きと、ブラジルの香り漂う、明るいような、うら寂しいようなメロディー。
・・・雪のしんしんと降る夜、片田舎の少年が、テープが擦り切れるまで何度も何度も繰り返し聴くは、嗚呼、ブラジルのメロディー。
これも一つのサウダージではありませんか。
などと想いを馳せるに、たくさんの甘酸っぱい記憶もよみがえるのです。
う~む、これぞまさに Chega de Saudade・・・。
・・・お後がよろしいようで。
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わあー何だか懐かしいです。
エア・チェックといえば木村さん。
でございます、私の中では。
私もちょっとしたsaudadeを感じております・・・。
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おお!折に触れそんな話をしていたのですね、私。
個々の想い出が、異なる時間軸の上でピッタンコして拡がっていく・・・。
素敵なあふれかたでございます。
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ごきげんでした。
ネットラジオで4曲アップしました。
すてきな時間ありがとうございました
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いつもありがとうございます。
これから、もっともっと、楽しんでいただけるよう精進いたします!
また、ネトラジもお邪魔いたします。