今朝は、朝食をとりながら大新聞数社のとある記事を見比べてみました(ネットでです)。
それに関連する、ニュースサイト以外の情報も読みつつ・・・。
ショックの余り、エントリを一本書き上げて、ただいまアップしようと立ち上げたところ、かなりキナ臭かったので、それを取りやめにして、新たに一本エントリすることに致しました。
「夜中にラブレターを書いてはいけない」と言う話は以前にしましたが、時間帯に限らず、激情に駆られて書いたものは、自分の首を絞めるようでございます。
と言うわけで、すぐ書けそうな、既に予告済みのタイトルよりお届けいたします。
さて、以前「若い話 」でエントリした際の、エピソードをもう少し詳しく・・・。
実は青少年にも読者がありまして、わざと婉曲な表現になりますが、ご了承ください。
ヨーグルト・ドリンク(ラッシー)で有名なかの国では、とある都市のバザールに行きますと、ごく普通にバ○グ・ラッシーと言うものが売られております。
これは、古来よりシャーマンが神がかるときに使っていたであろう種類の植物をペースト状(生)にしたものを、混入させたもので、その混入させる量によって、ミディアム、ストロングなどの効能の違いがあるのですが、真昼間から公然と販売されております。
私の見た場所では、このペーストは直径50センチはあろうかという、すり鉢に蓄えられており、蝿がプンプンたかっておりました。
その旅は友人二人とのものであり、かねてからこの栄養ドリンクを試す心算があったのでありますが、このドリンク、「飲んでから20分(?だったような)以内には、宿へ帰らなくてはならない」という不文律がありました。
これは、その効能しだいによっては、周囲に混乱をもたらし、場合によっては投獄などの可能性もあったからであります。
ですので、順番に試すことと相成りまして、トップ・バッターは旅なれた I 。
強気の彼はストロングを注文し、店主はペーストを鷲掴みで二握り、ヨーグルトの中に放り込んだのでした。
店主の子と思われる男の子が、ニヤニヤしながら、頭の横で指をくるくる回す仕草さをするのに、笑顔で応えながらホテルへ。
帰路は酷暑とはいえ、実に爽やかな風に吹かれながら、和気あいあいと歩んだものでありました。
事態が一変したのは、ホテルにたどり着き5分も経たないうちでしょうか。
I が目をつむったかと思うと、なにやらブツブツと言い始めました。
祖母が占い師であるという彼は、「俺は霊媒体質。誰でも降ろしてみせる!」と。
初めは、彼のそんな姿が笑いを誘い、面白おかしくやっていたのですが、いい加減しらふの我々は、うんざりしてきました。
しかし、余りにしつこいので、当てずっぽうに、
「白木みのる」
と言うと、
「・・・ぐぐっ、生きているやつはだめだ!」
と言って苦しみだしました。
そこからは、阿鼻叫喚でありました。
初めは、幻覚が見え出したようで、
「入り口にいる警官を追い出してくれ」とかなんとか・・・。
しゃべる合間には嘔吐するので、残る二人は掃除をしたり、大声で叫ぶ口をふさいだり、右へ左の乱痴気騒ぎであります。
そのうち落ち着いたかと思うと、印をきり、呪文を唱えだしました。
なかなか見事な手さばきと、カツゼツに優れた朗じ振りで、「ひょっとして、ほんもの?」なんて思うのもつかの間、
「ぅぬはははは! わしは今、第158番目の神の階層におる!」
「見える!見えるぞ!世界が手に取るように分かる!!!」
・・・そして、世界の成り立ちを説くのでありました・・・。
「はぁ・・・」
二人は彼の撒き散らした吐瀉物を掃除しながら、ご高説を聞く羽目に。
そして、最後に、
「木村はこれからも、わしの右手となって助けるように」
「M(友人)、ぐふふふ・・・、下賎な男よのぅ」
・・・その後の旅は、二人は(いや、I 自体は『俺が見た全てのものは紛れもなく真実である』とのたまい続けましたが)無言の日が続き、私はまさに彼の右腕となって、二人の仲を取り持つのに必死であったのは言うまでもありません。
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通勤途上の電車で読んだ私がアホでした。
ぜったいに、まちがいなく、ニヤけていました。
そういえば、長旅でしたよね、結構。
その間に、その国境でたしかなにか事故かあったはず。「生きてるんかいな、あの一行は」と、少々心配していたのを思い出しました。そんなことになっていたとは・・・。
Iくんの顔が浮かんでくるだけに(^-^;)
仕事中、眠くなったら思い出すことにします(なんじゃそら)。
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やや!
登場人物までばれてしまうとは!
ちょうど、飛行機が2機くらい落ちたのでしたかしら。本来の目的地の空港では。
でも、僕らは陸路で現地入りしたので事なきを得たのです。
もし同窓会があっても、ネタにしたことは内緒にしてね。