3度、徒然に更新であります(同一記事ですが、コメントを頂いたのはこちらの日付)。

基本的に、例外はあれど、基本的には、その日にあった事をそのまま書くような事はしないようにしています。

ですので、音楽にまつわる事も、告知的なエントリはありますが、その日の演奏「そのもの」についてなどのエントリはほぼ無いのではないかと思います。

その理由は、

①このブログが「おばあちゃんの知恵袋」的なもの、或いは運転中に聞くAMラジオのような、そういった雰囲気のものを目指しているから。

②以前エントリした「ピアソラもの」の出来が良くなかった事。

③,④・・・、などなどの為であります。

しかし、このブログの機能のカレンダーを遡ってエントリする場合には、ある意味反則技でもある以上、少しはその日にした事、思った事については触れねばならないだろう、そう思うので、現時点で12日である為、11日の出来事から導入→展開するものであります。

10日の病み上がり状態に加えたハードスケジュールによって、11日の体調も優れませんでしたが、リハーサルの予定があったので、大阪市内へ舞い戻りました。

何かを作る作業というのは、やはり、脳内の気持ちよい物質が分泌されるようで、演奏にまつわる作業をしている間は体調はある程度何とかなります。

これはしかし、対外的に少々問題がありまして、例えばインフルエンザのような移る病気を患った場合、

職業的倫理と「人に移さない為の努力」どちらを優先するべきか


これに悩んでしまいます。

幸い私の場合、インフルエンザ・マックス時には、オフが一日ありましたし、あとの三日は大きなリハーサル室と、ホテルの「○○の間」が現場だったので、開かれた空間であったので、本番以外はマスクを着用して、何とか人に移さない努力をしたつもりなのですが、そもそも、マックスを4日に設定しているのも、タミフルが4日分だったというだけの話で、今考えれば根拠も薄弱であります。その後も体調が優れなかった事を考えれば、それが、罹患の為なのか、疲労の為なのか判断も辛いらいわけで・・・。

つまり、インフルマックス時に昨日のような密閉されたスタジオに入らなくてはいけない時どうするべきか・・・ということです(もし、これを読まれていたら、昨日の僕は安全ですという主張を含む)。

録音などの時には、這ってでも行かなくてはいけないわけで・・・。

あの、マスクってやつはどの程度の免罪符になるのでしょうか?

これは、スタジオ云々という話だけでなくて、どんな仕事でも、例えば定められた休日以外は休まないという不文律が(一応)あるとして、個人店主の方や少ない人数で切り盛りしている方は特にそういった意識が強いと思うのですが、例えば、インフルエンザで熱があって・・・というような場合でも、とりあえず体を動かす方法はあるわけで、実際動いてしまう人は確実に存在すると。

わたしも、実はその類の人間なので、肉体労働バイト三昧の時もそのように対処していたわけですが、これが、サービス業だったりすると、不特定多数の人間に移す可能性が飛躍的にあがるわけで・・・。

逆に学校関連の仕事の方は、感染性の病気と分かった時点で休む、というのが職業倫理であります。

いや、先日友人が、「実はインフルエンザやねん」といいつつ接客していた店員に「職業倫理が足らん」と怒っていたのを思い出したのです。

つうことで、職業による違いもありましょうが、「個としての職業倫理」と「公としての職業倫理」は必ずしも一致するものではないな~と、ふとそう思ったのであります。

言い換えれば、義務と責任の舵取りは難しいなと。


Pass the pulse!

2件のコメント

  1. えぐち ひろし

    SECRET: 0
    PASS:
    なかなか考えさせられました。
    “両手骨折してライヴ”→“アナを空けず頑張るのは良いことなのか…?”

    ちなみに来週の僕は安全ということで。

    しかし明日のリハは悪しからず御免…。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    いや、えぐっさんの場合は、例えば先日のリハにおいても、

    本当に骨折しているのか?

    と、周囲に思わせる程の説得力がプレイにあるわけで、それは恐らく、本人的には代替策であり、納得のいかないことなのかもしれないけれども、これまた恐らく、健康な時にはしなかったであろう、ミラクルな運指などによって、周囲をねじ伏せている経緯があると思うのですね。

    この場合は、個の責任感は公の責任へ昇華されているが、実は個に不安をもたらしているという、稀有なケースであります。

    また、このケースはいわば、その責任感は限定された領域内で解消されるのではないかと。

    が、私が悩んだのは、例えばインフルエンザのごときものは、お客さんに移ったり、という可能性も考えられるわけで、これまた例えば、運悪く子供ミュージカル本番時にインフル・マックスであったとしたら・・・?と考えると、大阪南部の小中学校にインフル万延の引き金を引く可能性が無きにしも非ず、しかも、一年かけて作り上げた出演の子供達のことを考えると、到底穴をあけるわけもいかず・・・、といったようなことも、考えようと思えば考えられるという、なんとなく袋小路な事を思ったわけです。

    まぁ、余りにも
    「風が吹けば桶屋が儲かる」
    的な考えですが、実は私思春期の時に、こういった「風が吹けば・・・」的な思考を、全ての日常的な事柄に偏執的に結び付けてしまって、殆ど身動きが出来なくなってしまった事がありまして、そういった片鱗が、今現在も頭をもたげる瞬間があるのです。

    つ~か、むしろ危険なのは、一番慣れてない私と思われますので、何なりと、リクエストしてくださいね!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です