- わらべ歌とか童謡とか、唱歌とか、そういったものを題材に作曲を試みた時期がありまして(初告白です。&御質問などなどには一切お答えいたしません。お茶を濁して逃げます)、それがおよそ2年ぐらい前でしょうか、しかし、懐で暖まらないまま月日が大分経ってしまったのですが、その頃にチェックしたまま忘れていて、ほっておいたものをつい先日購入してみたのですが、それがこちら。
- Sukiyaki & Chips: Japanese Sounds of Music
「ジャパニーズ・サウンド・オブ・ミュージック」という、部分が心にヒットして、ジャケなどをみても、邦楽とかそういった類のものが入ってたりするのだろうな、「スキヤキ」だし、当然九ちゃの映像もあるだろうし・・・なんて思っていたのですが、 [Sukiyaki and Chips]な内容で。
この「Chips」が何を意味するのか英語力の欠如した私にはよく分からんのですが、この、アルファベットで表記された「Sukiyaki and chips」から受ける率直な印象は、「チョンマゲ、ハラキリ、フジヤマ、ゲイシャ」的、欧米のフィルター(&偏見?)がかかったような日本の姿です。
昔の映画でよくありましたが、欧米の映画などにおける日本を描写した映像って、なんか、逆輸入且つ謎のエキゾチズムとでもいうべき、へんてこな日本像が多かったですよね。
そんな印象が「Sukiyaki and Chips」という言葉からは与えられていたのですが、「Japanese・・・」で目くらましされて買ってしまったと。
Amazonでは「2003」という西暦が記載されているので、当然その時期の政策のものかと思っておりましたが、再生してびっくり・・・。
竹の子族・・・?
原宿のホコテンの様子が。
次のシーンは、よっちゃン率いるザ・グッバイ。
そのほか、YMO、のPV(?)やら、ヤマハのシンセ工場やら微妙にレトロな空気満載で・・・。
そう、つまり、1970年代末から80年代前半にとられた、当時のアメリカ(かイギリス)から見た日本のリアルタイムな音楽を捉えたヴィデオだったわけで、裏ジャケを見ると1984製作なので、なるほどと。
パーカッショニスト的には若き日の吉原すみれさんが観れたりして良かったかな、と。
また、右脳と左脳の使い方が日本人と西欧人では違うとか、弓道の射手の良し悪しは、射られた矢の出す音で分かるとか、身体性へと目を開いたお坊さん(ジャケの人です)の音楽論と尺八の演奏とか、やや駆け足に過ぎて、ほんの入り口で次に移ってしまうのが残念でしたが、個々の事柄は大変面白そうな内容でもありました。
というか、せっかく日本語で喋っているのにその上から英語のアテレコをかぶせているので、まどろっこしいのなんの。
言語選択とか字幕がどうとか言う洒落た機能は一切無く、ただVTRをDVDにダビングしただけの代物であります。
ま、とりあえずヤフオク行きですわ。